『世界を文学でどう描けるか』刊行記念の3つの対談が無事に終了しました。ご参加くださいましたこと、ありがとうございました。この1ヵ月を一気に駆け抜けた感があります。
その間、3月上旬から、神保町の東京堂書店の1階にて、「世界と文学のみぎわで」というタイトルで、『世界を文学でどう描けるか』のフェアを開催していただいています。フェアの開始からはや1ヵ月経ってしまったのですが、4月20日頃まで引き続き展開してくれるとのことですので、神保町に足を運ばれる際には、お立ち寄りくださいませ。『世界を文学でどう描けるか』だけでなく、黒川創さんの著作と、池澤夏樹さんの著作のコーナーのほか、「越境」や「日本語文学」、「ロシアとウクライナ」、「亡命・移民の文学」などのテーマに合わせた本が並んでいます。僕もいくつか本を選びました。コメントもポップにしてくださっているので、見ていただけたら嬉しいです。
立ち上げたばかりの出版社なのに、こんなにも大々的なフェアを開催してもらえていることがとてもありがたい。
最初に就職をした出版社のオフィスが神保町にあり、そこで10年近く働いていました。なので、東京堂書店には毎週のように足を運んでいました。東京堂で見つけて読んで影響を受けた本は数知れず。また、自分が担当した本が売れているかをチェックしたり、出版に関する本を買ったりと、おそらく、いちばん足を運んでいる書店です。営業を担当していた時期もある。
東京堂書店に行くたびに、1階のフェアを覗いていました。「いつか、自分が担当した本で、ここでフェアをやってもらうんだ!」と長年、目標にもしていました。なので、『世界を文学でどう描けるか』の編集作業が終盤に差し掛かっていたタイミングで、フェアをやりませんかという連絡があったときは、驚いたし、とても嬉しかった。出版社を立ち上げてよかった! とも思えました。
おかげさまで、フェア開始以降、『世界を文学でどう描けるか』が、3週続けて東京堂書店の週間ベストセラーランキングにも入りました!(①②③) ランクインした本は入口に展示してもらえるのですが、それを見たときも興奮しました。
実際にフェアに足を運んで本を見ていただきたいのですが、どんな本が並んでいるか、以下写真を。ただ、この写真は3月に撮影したものなので、並んでいる本が少し違う可能性がありますこと、ご注意ください。
フェアに合わせて、以下のリーフレットも配布をしています。黒川創さんの本をはじめ、フェアに並べてもらった本や、これまでに関わってきた本、影響を受けた本を紹介していますので、お読みいただけましたら幸いです。
フェアも残り2週間ちょっと、というところですが、ぜひぜひ、足を運んでくださいませ。面白い本が見つかると思います!
なお、同様のフェアを開催したいという書店の方がいましたら、ご連絡ください!