2022年12月22日にスタートしたひとり出版社です。


『保苅実著作集』全2巻 完結記念イベント 第1弾
『保苅実著作集』全2巻 完結記念イベント 第2弾

保苅実著作集BOOK2 アンチ・マイノリティ・ヒストリー
保苅実 著

A5判・並製・カバー装・560頁
本体3,400円+税
2024年10月刊行
ISBN978-4-911029-06-0 C1020

「マジョリティ/マイノリティ」という二項概念から、「歴史の語り」を解き放つ── 『現代思想』に掲載された「アンチ・マイノリティ・ヒストリー」ほか、学術誌などに掲載された日本語論文と、海外で発表した英語論文を掲載。『保苅実著作集』全2巻、完結!

新刊

ジャッカ・ドフニ 大切なものを収める家
サハリン少数民族ウイルタと「出会う」
北海道立北方民族博物館 監修
高島屋史料館TOKYO 編

A5判・並製・カバー装・200頁
本体2,600円+税
2024年8月刊行
ISBN978-4-911029-12-1  C0039

かつて網走にあった、小さな資料館を未来に伝える――
北海道のオホーツク海に面した網走の地に、「ジャッカ・ドフニ」と呼ばれたサハリン少数民族の資料館が存在した。2024年、髙島屋史料館TOKYOで開催された展覧会を図録で再現、貴重な資料をオールカラーで掲載。

戦争社会学研究 第8巻
聞こえくる戦争
戦争社会学研究会 編

A5判・並製・カバー装・256頁
本体3,400円+税
2024年7月刊行
ISBN978-4-911029-11-4 C3030

〈特集1 聞こえくる戦争〉、〈特集2 自衛隊にどうアプローチするか〉、〈小特集 憶えていく〉のほか、投稿論文2本、自由投稿を3本に、書評、例会報告を掲載。

[好評既刊]

保苅実著作集BOOK1 生命あふれる大地
保苅実 著

A5判・並製・カバー装・360頁
本体2,600円+税
2024年4月刊行
ISBN978-4-911029-05-3 C1020

『ラディカル・オーラル・ヒストリー』によって後世の歴史研究に大きな影響を与えることになった歴史学者・保苅実。いまなお後進に多大なインスピレーションを与え続ける著者の未単行本化エッセイ、論文を集成。 BOOK1には、保苅実のエッセンスが詰まった雑誌・新聞連載のエッセイほか、闘病中のメッセージなどを掲載。

戦争のかけらを集めて 遠ざかる兵士たちと私たちの歴史実践
清水亮・白岩伸也・角田燎 編著

A5判・並製・カバー装・320頁
本体3,200円+税
2024年6月刊行
ISBN978-4-911029-09-1  C0020

やがてくる第二次世界大戦の体験者不在の時代に、私たちは、どうすれば過去とつながることができるのか―― 元兵士から非体験者への世代交代が進む戦友会や、戦争を伝える史資料・メディアに向き合ってきた11人による挑戦の一冊!

「日本語」の文学が生まれた場所
黒川創 著

四六判・上製・カバー装・608頁
本体3,600円+税
2023年12月刊行
ISBN978-4-911029-04-6 C0095

近代の「日本語」による文学の行き交いを、極東アジアの広がりに位置づける。
従来の文学史を更新する決定的論考!

推しが卒業するとき
大学教授、ハロプロアイドルを〈他界〉する。
森 貴史 著

四六判・並製・カバー装・320頁
本体2,200円+税
2023年11月刊行
ISBN978-4-911029-03-9 C0073

卒業発表は突然に―― 〈推し活〉をするすべての人に送る、アイドルを応援することの楽しさを伝える「現場」体験記!

異界往還小説考
真銅正宏 著

A5変形判・並製・コデックス装・208頁
本体2,400円+税
2023年10月刊行
ISBN978-4-911029-02-2 C0095

読書行為自体が、現実と異界の往還である―― 森鷗外や夏目漱石、谷崎潤一郎ら近代文学の文豪や、戦後に活躍した太宰治、江戸川乱歩、三島由紀夫、そして現在の村上春樹といった作家の、読者を現実から解き放ち、時空も空間も超えた自由な世界へ誘う35作品を紹介。


図書出版みぎわについて

一冊の本が、人と人とをつなぎ、社会に広がり、そしてほんの少しだけでも、社会が、世界が良いものになっていく。そんな本を作ることが、図書出版みぎわの目指すものです。

ひとは言葉によって、世界を見つめ、考え、理解する生き物です。だからきっと、言葉によって世界を描く文学がなくなることはないし、言葉によって世界を考える営みが、知識を得ることへの欲求が、なくなることもない。

小説をはじめとした創作と、文学、歴史、哲学、社会学といった人文学の本によって、世界を変えること、世界への認識を変えることを、目指していきます。

本はひとりでは作れない。そして、本を出しただけでは、世界は変えられない。だからこそ、本作りに携わる仲間たち、そして読んでくれる読者たちをつなぐことができるような場所に、この会社を育てていきたいと考えています。